The Usual Disclaimers Apply

CGEモデル分析、ときどきDIY&フライトログ(しばしば比率逆転)

関東天然瓦斯開発

東日本大震災から数ヶ月後のこと(今頃写真整理)。はるばる関東天然瓦斯開発@茂原まで行ってきた。



バス停の名前がそのまんま「ガス会社」。社屋内でビデオ、Q&Aの後バスでガス井へ。





地中から、地下水をくみ上げる。温度もぬるい程度はあるので、まあ、ある意味温泉。下の写真でパイプを触っているのは暖かいことを感じてみるため。







汲み上げた地下水を中央部のコンクリート製の空間で解放(コップを逆さにしたようなもの)。炭酸飲料から炭酸が抜けていくように気水分離し、天然ガスが上部の空間・配管へと抜ける。それを回収して卸す(大多喜ガス等)。





上の写真の左側のところに階段で上がったところが下の写真。流れてくるのが、ガスを抜いた残りの地下水。ヨウ素を多く含む鹹水(塩水)なので、これを回収して販売。汲み上げた地下水の一部は、地盤沈下対策で戻す。





付臭剤(例の「ガスくさい」臭いの元)を加える。





責任分解点。水色の配管までが関東天然瓦斯開発、橙色からが大多喜ガス。見ての通り、非常に簡単な設備(もちろん、可燃物なのでそれなりの配慮はして)で供給できるので、千葉の人は日本一安いガス代を享受。





ガス井から近くの川へ。そこら中からガスが出ているので、それを「見る」ことができるポイント。なお、まだ一部の家では地中に配管を挿して自家製天然ガスを回収して煮炊きに使うところもあるらしいが、ただし、時々事故るとのこと。関東平野一帯にはこうしたガス層があるので、時々思わぬところで自噴して事故になる。





が見えるかな。





いったん本社に帰ってきて、「ガス調理器具のある生活」の試食をして解散。



流し撮りの練習@茂原駅。まあ駅撮りだし、ということでご容赦。





参考