The Usual Disclaimers Apply

CGEモデル分析、ときどきDIY&フライトログ(しばしば比率逆転)

NH1 (IAD-NRT)

 帰る日。



 前日の夜から寒気がする。どうも風邪を引いたらし。様々な悪い要因が重なった不幸の結果。測ると100度(華氏でね)。飛行機乗せてくれるかなぁ。降りた後、捕まるなぁ、などと考えながらC/I。搭乗開始1時間前ぐらいだったのでほとんどカウンタには誰もいない。



 重い体を引きずってX-rayに並ぶが進まない。客が少ないからか2列しか運用せず。(しかもその2列で1台のボディスキャナを共有。) やっとBゲートに着くも搭乗間近。新しいTKラウンジを案内されたが足を踏み入れる時間(と気力)ナシ。



 773。久々のノンアルコール・フライト。PEKやGMPは、着いた後に仕事があったからそうせざるを得なかったが、遡ると、10年以上前のHNLがそれか。たしか、そのときは前夜飲み過ぎてもうそれ以上飲めなかった(ヲイヲイ)。アルコールを断るとCAにかなり不思議な客だと見られた(自意識過剰?)記憶がある。



 味覚が変。オレンジジュースも、なにやら、よくわからないバリュウムのような味。飲み物は頼むけれども、「1回目の食事はスキップ」とCAに伝えて寝転がる。




往路の新海誠監督続き。これは、なんだかテンポが悪いのと、設定がすんなり腑に落ちないのがいまいち。「君の名は。」と同じように、平行世界という微/弱SF設定下で高校生が「大切な記憶」を巡って右往左往というところ(なんちゅうまとめ方)。なんだか、普通なら驚くような事柄が、この世界の人々には何の疑問もなく受け止められているところが気になる。平行世界とか夢とか、開戦に際してほとんど社会的反応もなかった。SF設定の中身が自明なほどでもない。最後は、無人とわかってはいても誘導弾を落として帰ってくるなぞ、高校生が素直に受け入れるなよって。映画の中で消化不良を起こしているが、それを全く無視してしまっている。「君の名は。」も同じ問題を抱えていると思うが、あれは話がエンディングに向かって怒濤のごとく雪崩れ込むことで、その問題を観客に忘れさせているところが大きく違うし、それが成功の理由だろう。最後にいちゃもんだが、(そこに住んでいる設定ではないが)「エゾ」と「吉岡秀隆」じゃあ、北の国からがキツすぎだろう。



 もう後は沈没。そして、2回目の食事もスキップ。



 着陸前に、「体調不良・発熱のある方はCAにお知らせください」のPA。咳も鼻水もないのだが、飲まず食わずフライトをしている以上、まあ、逃げられんわな。CAに体温計を渡されて測ると38.0。申し送りされて、ドアを出たところで車いす待機。いや、車いすまで要らないと断って、歩いて検疫別室送り。先客あり。私よりも辛そうにしているように見えるということで我が身を励ます(向こうも同じように思っていたかもしれない)。頭の先からつま先までいろいろ苦しそうな検査されて、検体をとられて、MERSの時みたいにT横インに隔離とか大変なことになるかと思いきや、問診だけで、深刻な感染症ではなかろうという判断になって放免。



 1544のNEXに飛び乗る。券売機に行列があったのでSUICA入場で車内発券。体調は悪いが、明日以降倒れてもよいようにメール案件はなるべく車内で片付けて帰宅。



 帰ってみると、門灯、廊下とそこら中電球が切れている。一体、雷でも落ちたのか。